「祝いの舞2013」
大盛況のうちに幕を閉じました。
自主公演は、今回で４回目。
はじめは出演者も20名程度、観客は80人が限度の
小さな小さな会場から始まったのに
今では出演者50名、会場も300人収容の場所で
できるほどに成長してきました。
すべて、私達を支えてくれる皆さまのおかげです。
本当に、心から感謝します。
今回のショーのテーマは「天の岩戸開き」
天の岩戸(洞窟)に隠れてしまった
アマテラスオオミカミを呼び戻そうと
神々が岩戸の前で楽しげに踊ります。
外の様子が気になり扉を開けたアマテラスを
神々が引き出し、再び太陽が世界に戻ってきた、
という日本神話をもとにしています。
初めてこのテーマを聞いたとき、
tomokoインストラクターがアマテラスで
私達は岩戸の前で踊る神々だと思っていました。
でも違いました。
アマテラスはすべての人の中にいる。
傷ついたり、失敗するのが怖くて隠れている
内なる自分（アマテラス）に正面から向き合い
外に出る勇気をもつこと。
それが最大のテーマだったのではないでしょうか。
私は今回、出演者が自分の中のアマテラスに向き合い
次第に変化していく過程をずっと見守ってきました。
初めてショーに出演された方は、
慣れない舞台メイクや露出の多い衣装にとまどい
リハーサルでは、広い観客席を前に足がすくむ。
他の方と比べて自己嫌悪になったり
本番前は逃げ出したくなるような緊張感が
あったかもしれません。
LilasやDahliaのベテラン勢だって
新たな自分への課題にプレッシャーを感じたり
家族の理解が得られず辛い思いをしたり。
自分の気持ちをちゃんと伝えられずに
心がすれ違い、傷つくことも
沢山あったかもしれません。
それでも、舞台に立ってしまえば
本当にあっという間なんです。
今まであれだけ練習し、準備してきたことも
たった５分で終わり。
ショーという大きな大きな壁を
乗り越えた皆さんは
以前よりもずっと輝き、強く
美しくなっていました。
一人ひとりの中にある「アマテラス」が顔を出し
最後のフィナーレでは、皆さんの心の太陽で
舞台は光り輝いていました。
このような舞台を続けることができるのも
舞台を影で支えてくださった方々
観に来てくださった方々
応援してくれるすべての方のおかげ。
感謝の気持ちを忘れずに。
これからも皆さまとともに
少しずつ歩んでいきたいと思います。
Fumina