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みなさん!抱き合っていますか?

12月に突入。

ジョンレノンの曲を聴きながら
ジンジャー&レモンで一息ついた今日の昼下がり。

クリスマスも近づいて、手をつないぎながら会話を交わすカップルたち。
とっても幸せな季節がやってきました♪

さてタイトルの「抱き合っていますか?」と突然質問されて驚いてしまいましたね。

今日のコラムは「触れる」という大切さです。

*触れることの大切さ

magnoliaでは前半15分はパートナーとマッサージやパートナーストレッチを
ゆっくり行っています。それにはちょっと秘密があるのです。
今日はその秘密をご紹介します☆

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ここでちょっと質問です。
みなさんの記憶をたどってみてください。

1,最近誰かに触れられたりしましたか?
2,それは誰から触れられることが一番多かったでしょうか?
3,どこを触れられる事が多かったでしょうか?
4,自分は誰かに触れましたか?
5,自分から触れた相手は誰だったでしょうか?
6,あなたが誰かに触れるときどこを一番触れていましたか?
7.自分が触れられるときどんな感情がしますか?
8,自分から触れることにどんな感情を抱いていますか?

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この質問を答えてみていかがでしたか?
自分から触れたり、触れられたりすることに抵抗を感じていたりしませんか?
または自分は触れて欲しいのに、触れてもらえなかったり。
日本人は特に人に触れる習慣がないので、外国人に握手やハグをされると
「ドキッ!」としたりしますね。

ある学者がこんな研究結果を発表しました。

生まれて間もない赤ん坊を数人用意しスキンシップの重要性をみる研究でした。
片方の赤ん坊は常に母親の肌に触れて居ることが可能な環境。そしてもう片方は、授乳時のみ抱きかかえそれ以外は抱きかかえない状態を1ヶ月過ごさせました。

そこに出た結果は驚くべき物でした。

常に母親と過ごす子供は健康なのに対し
スキンシップが少ない子供は全員が病院に入院するような大病をする結果となりました。
その多くに見られたのは「皮膚疾患」
アレルギー、アトピーといった皮膚の病気や喘息や肝機能障害といったものでした。

この研究はアメリカで約50年前にされたものです。
当時、子供は甘やかすべきではないという風潮が強く、生まれた子供はベビーベットの中。
そして布おむつに、粉ミルクといった「大人が育児を楽できるように」という意識が強い中で
行われた実験でした。

近代的な社会では大人は育児を簡単にし
極力大人の時間と世界で行動したいと想います。
しかし、発展途上国での母と子供の過ごし方はとてもシンプルです。
彼らは子供達を農作業中でも片時も自分から離すことはなく
だっこ紐やおんぶ紐で自分と一緒に時間を過ごします。
ですからとても健やかに子供達は成長していきますし、自立も早いと言うことです。

*あかちゃんの感覚と触れることの大切さ

生まれて間もない赤ちゃんはこの世界に適応することはとても大変なことです。
今までお母さんのお腹の羊水につつまれ、栄養も、呼吸も不自由なく過ごしてきました。
そして出産予定日という人間が勝手に決めた予定日が近づくと
薬をつかわれたり、外部からの刺激によって出産を促されます。

「おまえ!早く出るんだー!!」と命令されている状態ですね。

それでも赤ちゃんはとっても狭い産道を命がけでやっとの思で出て行きます。
そこに待ち受けているのは…
光、ゴム手袋の手、大きな声、吸引器、そして産湯。

今まで居た世界と全く違うのです。
呼吸を自分でする、そして栄養は自分で取る。排泄するという
体への刺激とストレスなのです。

私がカウンセリングセミナーを受けたときのオーストラリア人のドクターはこういっていました。

「赤ん坊が全く違う世界に産み落とされ、最初に呼吸をする。
 その時に肺胞は開き、苦痛を味わうんだよ。
 だから赤ん坊が泣いているのは苦しみから泣いているのかもしれないね」

また胎児心理学をされている池川クリニックの池川先生も

「最初に赤ん坊が体感する事は拷問です。だから赤ちゃんは怒って泣いて居るんです。
 もしそこでママと子供の信頼、そして周りの協力があれば赤ん坊は
 生まれてすぐ笑っていますよ」

生まれ落ちたどんな動物の赤ん坊はあまり目が見えません。
でもすぐさま母の胸元に行くように母のにおい、乳房の感覚、肌の感覚で
生きる安心を学ぶと言うことです。

*抱きしめること、触れること

私たちの筋肉は感情を覚えています。
例えば、皆さんが忘れてしまった赤ちゃんだったときの気持ちや
幼稚園や小学校の時の気持ち。でも筋肉は覚えています。

悲しいとき、苦しいとき
誰かに方をたたかれたり、さすられたりすると
ふっと元気になるように、私たちは触れられること、触れることで
相手への愛を知ります。

この社会では元気がなくなるとマッサージ師に触れてもらう社会になってしまいました。
セクシャルなお仕事をされている方や、そういう場所を使う方も多くなりました。

それらが表していること。

それは

「愛情の欠乏」
「抱きしめられるという安心」
「相手を触れるという、相手への信頼」

かもしれません。

ですからこのクラスでは人間的な感覚や子供の頃の落ち着いたリラクゼーションと気持ちに
気がついてもらえたらと思い、パートナーストレッチやマッサージを行っています。

日頃忘れてしまいがちな気持ち。
その気持ちに気がつけていただけたらと思います。

love tomoko

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