こんにちは、Chiakiです。
今日は先月箱根で行われたダンスサラピー合宿のレポートです。
とーっても長くなってしまったのですが、読んでいただけたら嬉しいです。
『第一章 ~合宿にかける私の想い~』
『第二章 ~ありのままの私~』
『第三章 ~生まれ変わった私~』
『第一章 ~合宿にかける私の想い~』
なぜ、今回このような合宿を開いたかと言うと…
ひと言で言えば「殻を破って生まれ変わるため」です。
とっても大袈裟な表現に聞こえるかもしれないけど、
そういうつもりでした。少なくとも、私にとっては。
だから、今回のこの合宿は、私のための合宿だった
と言っても過言ではありません。
でも、私と同じように、自分の見てこなかった、
見ないようにしてきた何かに気づいて認めて、
新しい自分に近づける人がいたらいいなぁと思っていました。
実は、私は自分の感情をさらけ出すのが苦手で、いつも人と壁を作っていました。
そして、自分から周りの人を避けてしまうところがありました。
それは、今思うと、自分の領域に誰かが入ってくるのが怖かったし、
ありのままをさらけ出した時に、受け止めてもらえない
かもしれないという恐怖心があったからだと思います。
それが、ここ一年くらいで少しずつ変わってきたように思います。
それは、FlowNaturallyのスタッフになったからです。
tomokoさんを始め、スタッフのみなさん、
そしてLilasのみなさん、magnoliaのみなさんが
私を変えてくれたのかなと感謝しています。
ありのままで飛び込んでも、
ベビーピンク色の大きな大きなシーツで包み込んでくれる感じ。
時には、ビシッとアドバイスをしてくださる方もいます。
とてもありがたく、大切な出会い。
この一年間で少しずつ変わる自分を見て、
もっと深い部分を見つめられたらいいだろうな、
そしてそれをダンスに生かせたらいいのに!と思っていました。
そこに今回の合宿のお話があり
「このタイミングなんて、まさに私のための合宿?」と思ったわけです。
だから、この合宿を開く上で、ぜひ来て欲しかったのは、
普段忙しく働いている人、ママ業を一生懸命がんばっている人、
予定をぎゅうぎゅうに詰めちゃうような人。
つまり、外に外に、自分以外の他のことに、気が向いている人です。
そういう人に、自分のことだけを見つめる時間を作ってほしい、
そして少しずつでいいからハートを開いていってほしい、と考えていました。
この合宿では、踊ることの楽しさはもちろん味わってほしいけれど、
それ以上に自分の内側から自然と出てくるパワー、オーラのようなものを
まとえるようになってほしかったんです。
自分の生き様をダンスで表現できるようになってほしいんです。
そうすれば、もっと観ている人を惹きつけられる
パフォーマンスができるようになるからです。
ダンサーじゃなくてアーティスト!
そのアーティストのオーラをまとうには、
まずは自分の心、体を受け入れることからではないかと思っていました。
それぞれの、一人一人の魅力の原石を自分で見つけて磨けるようになれれば
素敵だなぁと思いながら、箱根ダンスセラピー合宿に向かいました。
『第二章 ~ありのままの私~』
今振り返ってみて、三度のワークに私なりに題名をつけるとすると…
一回目のワークは、脱力・開放。
二回目の夜のワークは、気づき・融合。
三回目のワークは、表現。
一回目のワークでは、
じっくりヨガをしたりグラウンディングをしたりしました。
徐々に日常の自分自身から解き放たれて、
体の力が抜けていくのがわかりました。
そして、空気がおいしく緑に囲まれた自然の中にいるからか、
心も穏やかになっていきました。
それと同時に、五感がどんどん敏感になっていくのがわかりました。
夕食を挟んでの、二回目の夜のワークでは、
最大限に色んな感覚が敏感になっていたし、心が丸裸になっていきました。
まず、二人一組で背中合わせに座るところから始まりました。
私は、ペアの方の背中が温かくて優しくて、それを感じた瞬間から泣けてきました。
涙が止まりませんでした。止めようともしませんでした。
そしたら、心がふにゃんとなりました。
ありのまま、というか、素っ裸というか、ガードが全くない感じです。
二人で手を合わせて、音に合わせて体を動かすワークでも、
ありのままで体が動かしたいように自由に動いていきました。
そして、産まれるワークでは、お母さんに見守られながら
お腹の中から産まれる体験をしました。とても不思議な体験ですね。
私が赤ちゃんになった時、ペアになった方達から優しさを、愛を感じました。
温かくてフワフワしてるけど、しっかり受け止めてくれる愛です。
それが嬉しくてしょうがなくて、私はまた泣けてきました。
自分自身がカッコつけずにありのままでいれば、
相手も温かい愛で返してくれるのかもしれないなぁと、
赤ちゃんの私はぼんやりそう思いました。
夜の最後の歌のワークの時は、
自分でも驚くほど
違う世界にいる感覚になりました。
大袈裟で胡散臭く聞こえるかもしれないけれど、地球と私と宇宙とが繋がっているような感じです。
こういう声を出したいなと思って歌うというよりは、音楽の渦(私には噴水のようなイメージでした)の中に自然と自分の声が混ざっていくような、溶け込んでいくようなイメージです。
シュルシュルシュル~っと星空に歌声が吸い込まれて広がっていくような感じがしました。本当に気持ちがよかったです。
そして二日目の朝。
三回目のワークでは、いよいよ表現です。
踊りに、音に気持ちを入れていきます。
まず、二組に分かれてそれぞれカードを引きます。
お互いのカードは見せ合わずにカードのテーマに合わせて
一組は演奏、一組は踊ります。その後、みんなで感じたことをシェアします。
すると、お互いのテーマがわからなくても、
演奏側は踊りを見て感じ取れていたり、
踊る側は音の出し方を聴いて自分の踊り方を変えていたりしていました。
これは、形には残らない一瞬一瞬の表現だけど、
とても立派なアートだど思います。それも、心が通い合ったアートです。
心が通い合ったアートは、表現していてとても気持ちがいい!
それは、周りの音をよく聴いて
「その波に気持ちよく乗りたいな」と思うからかもしれません。
または、隣の踊りを空気で感じて「私はこう踊りたいよ、どうかな?」って
踊りでメッセージを送るからかもしれません。
私は、初めて即興のダンスで気持ちがいい!と思いました。
いつものダンスサークルでは、
あんなに恥ずかしい気持ちが先行してしまっていたのに…。
合宿の最後は、一人での表現。
好きな楽器を選びmasaoさんに演奏していただきました。
masaoさんの演奏を聴きながら、
踊りで私のイメージも伝えながらの即興アートです。
細かく考えずに、なんとなーくで感じるままに踊れました。
これは、頭でっかちに考えがちな私にとって、大きな進歩かもしれません。
と、ここまで私の話しか書いていませんね。
参加者の方々の様子はしっかりと覚えています。
でも、きっとそれぞれの感じ方は違うと思います。
だから、あえて私は自分自身のことだけ書くことにしました。
『第三章 ~生まれ変わった私~』
私は第一章で、合宿を開いた理由を
「殻を破って生まれ変わるため」と書きました。
私が一番生まれ変わったと思うのは
「私は私。ありのままでいいんだ。」
と思えたことです。
他人と比べて良い悪いではないんだな、
他人と比べて悪いから努力しなきゃ
ではないんだなと思いました。
前の私よりここがよくなったな、
もっとこんな私になりたいな、
が大切なのだということです。
そして、その考え方の生まれ変わりによって、
他の部分も変わったように思います。
例えば、とても些細なことだけれど、
前よりも素直に人からの言葉を
受け止められています。
そして、今まで仲良くしてきた
仲間の新しい魅力を再発見できました。
さあ、大切なのは合宿に行ったことではありません!
その経験をこれからどう生かしていくかですね。
私は愛に溢れた人になりたいですね。優しくて大きな愛です。
そして、それを踊りでも表現できたらなぁと思っています。
参加者のみなさんは、どんなことを感じましたか?
読んでくださったみなさんは、どう思いましたか?
Chiaki
追伸:第2回合宿は今年の秋~初冬あたりに開催できたらと思っています。
今回参加出来なかった方も、次回はお見逃しなく!